物件の売買はプロのサポートを受けよう
法律上は何ら問題なく不動産の個人間売買ができるようになっています。しかし、現状においては業者を挟まない不動産の個人間売買はそこまで数が多くありません。契約書を作るのが難しかったり、高いリスクとも向き合わなければならなかったりするからでしょう。不動産は値段が高いものですから、トラブル回避のために手数料を支払ってでもプロにサポートを依頼したいと考える人が多いのです。実際、そうした方が安全度や満足度は高くなります。
仲介と買取再販の違い
仲介は売り手も買い手も主に個人
仲介というのは、主に個人間の不動産売買の間に入って話をまとめる仕事のことです。したがって、仲介業者は当該不動産の所有権を獲得することはなく、単純に個人間売買のお手伝いをするだけです。仲介手数料が業者の主な収入源となります。
買取再販なら買い主は業者になる
一方の買取再販ですが、これは業者が直接の買い主となって取引を行う手法を指します。中古で買い取った不動産は、リフォーム等をして、その会社でまた売りに出すわけです。相手が業者なので安心感はありますが、業者も確実に売れる優良物件しか買い取ってはくれませんから、必ず利用できるものではありません。買取再販の場合は、売値と買値の差額が利益の柱となります。
まずは相場をチェックしよう
家を売りたいなら、まずは相場のチェックから始めましょう。立地によっては同じ3LDKの間取りでも、値段が数千万円変わってくる可能性があります。土地の価値を知りたいなら、公示地価をチェックすればいいでしょう。建物の価値は築年数や間取り、採用されている工法などによっても大きく変わりますが、同じ地域の不動産を調べてみれば大体の相場は見えてきます。
所有物件を売ろうと決めたきっかけランキング


引っ越しの必要が出てきたから
引っ越しの必要に迫られた場合、持ち家はそのままにしておくわけにはいきません。他人に貸すなり、売るなりしなければいけなくなるのが普通です。貸すのもいいのですが、資金の回収には時間がかかる上、様々なリスクを抱えることにもなってしまいます。売って無用なトラブルを回避しようと考える人が多いのも当然でしょう。

住宅ローンが支払えなくなったから
当初予定していた支払い計画が何らかの理由で頓挫し、住宅ローンが支払えなくなる場合もあります。その場合にも、住宅は売りに出すことが多いです。任意で売却しているうちはまだいいのですが、差し押さえられた物件を競売にかけられてしまう人も少なくありません。

ライフスタイルが変わったから
結婚や離婚をした、または転職をしたという理由などで、ライフスタイルはいかようにも変化します。ずっと一人暮らしをして行こうとワンルームマンションを購入したはいいけれど、予想外の出会いがあって家族を持つようになったという人もいます。ワンルームには基本一人でしか住めませんから、この場合はファミリー用の物件に引っ越しをする必要が出てくるのです。
不動産売買するなら【相場をチェックすることが重要】

物件売買時に気をつけたいこと
不動産は値段が高いものですから、できるだけいい条件で売るようにしなければいけません。また、トラブルが起これば裁判に突入することも珍しくありません。自分一人でどうこうできる問題ばかりではないので、経験豊富なプロのアドバイスを聞きながら売却を進めていかなければいけません。また、不動産に関する法律は毎年細かく変わる点にも注意はしておくべきでしょう。不動産売買の問題について詳しい弁護士の先生に相談をするというのもいい方法です。